この4年間に意味を見いだしたい1

もうすぐ卒業の季節

この4年間を無駄にして過ごしてきたのではないか

最近になって後悔している。

しかし、これまで過ごしてきた時間を

雑に扱いたくはない。

過去の時間を現在に生かし、未来につなげていきたい。

 

4年間の生活

コロナ禍で2年間、過ごした場所は家が中心。

授業、授業、授業、バイト…

熱中できるほどの趣味になかった。

夜は眠れなかった。

眠れないことへの不安が、不眠を悪化させた。

頭の中は常に不安でいっぱいだったため、

楽しいことをしようという気力も湧かなかった。

その結果、最初の2年間は特に、どうすれば眠れるか

ということしか考えられなかった。

サークルにも所属しなかった。

狭い家にただただこもっていた。

 

薬を飲んでから変わった。

今思うと、薬の効果は小さく自分の思い込みによって

気分を上げ下げしていたのかもしれない。

でも、薬を飲んだという安心感もあり、

徐々に眠れるようになったし、

不安なことは考えなくなった。

 

3年生

実習はなんとか乗り切った。

外出自粛が緩和され、自由に出かけられるようになった。

しかし、横転して廃車したので、

田舎に住む私にとって、自由に出かけることは困難であった。

歩いても歩いてもコンビニ、スーパーくらいしか行けない。

結果的に、家にこもることが多かった。

薬を飲まなくても大丈夫だったが、だんだん再び神経質になっていった。

 

4年生

就活はなかなかうまくいかなかった。

また眠れなくなった。

さらには、不安になって動悸・身体が硬直することも何度かあった。

生きていればいいや、当時はそう思っていた。

働ければどこでもいいや

もちろん、一生懸命働かせていただくが

 

それが今となっては、欲が出てきてる。

その当時は、死に対する恐怖が異常なほど大きかった。

身体の微細な症状に対し過剰に反応して、

生死に関わるものではないかと怯えていた。

とにかく生に対する執着が甚だしかった。

生きているだけで満足していた。

 

現在の私は、そのような不安症状が大分落ち着いてきた。

生きていることが前提となり、今も生きていることが通常の状態であると

認識している。

今は、生きること以上の欲が出てきている。

 

見つけた意味1

そっか、1つは生への感謝の心が大きくなったかもしれない。

死ぬことへの恐怖が大きくなって、常に死とか病に怯えて生活した経験から、

生きていることの喜びや、感謝が大きくなった。

また、毎日家で過ごすだけでも幸せに感じるようになった。

不安から解放された直後はそのように感じていた。

 

あたりまえって怖い。

今は、生きていることが当たり前という感覚になっている。

その感覚は良いのか悪いのか分からない。

しかし、いろいろなことをやりたいっていう欲がでてきている。

可愛くなりたい、ライブに行きたい、資格取りたい、旅行行きたい…などなど

欲が満たされると、それよりもより高次な欲を望んでしまう。

 

生きていることやご飯を食べられること、家があること、

自分の思う自由の範囲が大きいこと…

それは本当に幸福なことで、感謝しないといけないと思う

 

一方、現状に満足しないことは、行動の動力になることも実感している。

今が大変で窮屈だから、未来に向かって頑張ろうという思いが芽生える。

しかし、現状に満足しないこともそれは視野を狭くするかもしれない。

 

落ち着いてきた今日の日こそ、今日に感謝したい

あたりまえに認識しつつある現在の生活に喜びを見いだしたい。

そのうえで、将来の目標とするキャリア構築のため、

頑張っていこう。

 

もちろん、本当に危機的状況にある時は、

その中に無理くり幸せを見つけるのではなく、

誰かに頼ることが大切。